御蔭祭り'04
御蔭(みかげ)祭りは、毎年5月12日に下鴨神社で行われている葵祭りに先立つ儀式です。
比叡山のふもと、上高野にある御蔭神社から神様を神馬に乗せて、下鴨神社にお迎えするというお祭りだそうです。
平安の装束を身にまとった行列が糺の森の新緑の中をしずしずと進んでいくのは、実に千年の時をタイムスリップしたようです。
森の参道が少し広くなったところで「切芝(きりしば)の神事」というものが行われます。下では、神馬とその背中に乗せた神を拝礼します。
この行事では、六人の踊り手がゆったりとした雅楽に合わせて「東遊(あずまあそび)」の舞というものを披露します。
烏帽子とそれにつけた葵の葉がまぶしく輝きます。
そしていよいよ、賀茂の祭りの準備が整うのです。
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この御蔭祭りは、あまり知られていないので「葵祭り」の本番のようには人ごみにならず、平安気分をたっぷり味わえたことでした。