伊吹山

戻る

 最近、JR線で京都と岐阜の間を往復することが多くなっていますが、その間の一番の景色はこの伊吹山です。この日は風の強い寒い日でしたが、雪を被った伊吹の姿がまぶしく新鮮でした。
 また、滋賀県を横断し岐阜県に出る間の気候の変化には、驚くほどのものがあります。この日も、琵琶湖の南部地域では雪雲が空を覆い、雪が舞っていましたが、米原あたりに来ると晴れてきたのです。まるでこの地域が日本海側の気候が琵琶湖を渡ってそのままやってきている感じがします。また養老山地を越え、岐阜県の濃尾平野に入るとたいていカラッと晴れるのが印象的です。
 尚こういったこの地域の天候の変化には、その昔、寺田寅彦も興味をもっていたようで、「伊吹山の句について」という随筆を書いています。

次へ