キブシの春

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 先日法然院の拝観に行きました。素晴らしい椿が花盛りで感動しましたが、庭園をふと見ると見慣れない花が咲いています。写真のように花の房がクシのように枝から垂れ下がっているのです。

 そこで解説役のアルバイトの女子学生さんに尋ねてみましたが、当然わかりません。しかし、お坊さんに尋いてくれました。それがキブシでした。後で調べると「木付子」と書くのだそうです。また漢名を「通条花」と書き、このほうが花の形をよく表現しているようです。また、この実は粉として黒色の染料として利用されたということです。

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