六波羅蜜寺・萬燈会

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 今日まで、ここ現世と来世のあわいの場所、「六道の辻」辺りでは、六道珍皇寺の「六道まいり」と、六波羅蜜寺の「萬燈会」が行われていました。これは先祖の「お精霊迎え」の行事なのです。六道まいりについては、ここを見てください。この六道の辻あたりは、平安の昔から広大な墓所・鳥辺野の入り口であったといいます(そのエピソードは、『私の今昔物語』をお読みください)。
 実際に六道まいりの頃のこの界隈は、私に死の近さを実感させる雰囲気をもっているのです。

 ところで話しは一転、六波羅蜜寺のご住職は最近、京都では有名な、さるコーヒーメーカーのCMで、祇園辺りの女将とともに、TVや駅のポスターなどでビジュアル系のご尊顔を披瀝されておられるのはご存じの通りです。

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