無鄰菴

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　無鄰菴(むりんあん)は､明治大正時代の政治家・山県有朋(やまがたありとも)の京都の別邸として建てられたものだといいます｡岡崎の南禅寺の門前にほど近い所にあります｡岡崎には､以前紹介した織寶苑や碧雲荘といった広大な庭園がありますが､この無鄰菴もそれらの庭園に肩を並べるものです｡これらの庭園に共通しているのは､水をふんだんに使った庭園だということです｡これは明治になって琵琶湖疎水がこの付近に開通し､そこから豊富に水を引いてきているからだということです｡ここ無鄰菴もその例に漏れず､街中だとは信じられないような美しい水の流れが水音をたてて再現されているのです｡皆さんも一度訪れられてはいかがでしょう｡

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