御所の不思議・桜松
京都御所の中には、なかなかお目にかかれないような不思議なものがあります。これもその一つ。桜松といいます。
実は、これは黒松の幹のウロに山桜が種を落とし黒松の幹の中を成長したものなのです。解説によると、黒松は樹齢百年あまり。山桜は四十年ばかり。そして、平成八年に松が倒れそれとともに桜も倒れたのです。黒松は倒れて枯れてしまったのですが、山桜はその後も毎年花をつけているのだそうです。従って、外皮は黒松のもの中は山桜、ということになります。
さすが歴史の重みを感じさせる御所の不思議スポットです。