ほろ酔いの酔芙蓉?
酔芙蓉の午前9時 酔芙蓉の午後2時
私も芙蓉の花がどんな花か、かねがね知ってはいました。また酔芙蓉という言葉も耳にしてはいました。しかし今日初めて私はこの酔芙蓉の意味を知ったのでした。
ご覧のように芙蓉の花は朝は見事に白いのに、時間の経過とともに紅を帯びていくのです。それは美女がお酒をきこし召し、ほのかに酔って頬に紅をさす風情に似ています。まさに酔芙蓉とはここから出たのでしょう。これに気づいたときは、ちょっとした感激でした。
昨日職場の女性がこの事実を「発見」して教えてくれなければ、まだまだ私はこの事実を知らないままだったでしょう。こんなことを知らなくても生活はできていきますが、知っていると何と心が豊かに感じられることでしょう。
《追記》2001.10.07
朝晩はめっきり肌寒くなったこのごろ、酔芙蓉にちょっとした異変が起こっています。つまり、夏には上のように午後にはピンク色に色づいたていた酔芙蓉が、夕方近くまで白いままなのです。前日の萎れた花は赤くなっているのです。
これは気温によって、色素を作る化学変化の反応速度が遅くなっているからでしょうか。まあ、とにかく一日白いままの花のついた芙蓉もなかなかいいものです。