蟻の世界

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 ソライロアサガオという種類の朝顔の花に群がる蟻たち。まじまじと眺めていると、中に吸い込まれていくような気がしてきます。蟻の背中にほのかな孤独の哀愁を感じたりもします。昔の中国の小説に、庭の木の洞にあった蟻の巣に入っていってしまった主人公の冒険譚があったということですが、そんなことも思い出す夏の朝でした。・・・

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