東山異変

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京都の東山の様子が最近ちょっと変なのです。最近気づいたのですが
ごらんの大文字の周辺に茶色に変色した木が、秋の紅葉のように見えています。
よく見るとどうも松ではなく広葉樹のようです。見渡すと東山一帯に
茶色に立ち枯れた木が散在しています。そういえば京都御所の御苑でも
ビニールシートをまいて養生がしてある木が数多くあり、それにも
かかわらず茶色に立ち枯れている木もかなりあったのを思い出しました。
こんなことは私ははじめて見ました。この原因はいったい何でしょうか?
異常気候の影響か、何か感染性の生物の影響でしょうか。
いずれにしてもかなりの異変でないかと思います。
ご存知の方は掲示板で教えていただけるとうれしいです。

《付記》本日、先ほどTVの番組「ニュースステーション」で、まさにこの問題が取り上げられていました。それによると、立ち枯れているのはコナラの木で、これはカシノナガキクイムシと呼ばれる昆虫によるもので、これがもつナラ菌によって木の蒸散作用が阻害されて赤く枯れてしまうのだそうです。この猛暑で昆虫と菌の活動が活発になっているようです。
 この週末、JR東海道線に乗りましたが、車窓から見た滋賀県の低山でも同様の赤枯れが目立っていました。とにかく今年の気候の異常さを示しているようです。(2010.8.2記)

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