けもの道の「進化」

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 以前に、御所の自転車専用のけもの道を紹介しました。そこでは、この道が維持されているのは、ポジティブ・フィードバック(つまり通れば通るほど砂利をはね飛ばしして道は走りやすくなり、ますます多くの自転車が走ることになる)というメカニズムが働いていることを考察しましたが、自転車の車輪の幅という性質上、るあ程度以上広くなることができません。そこで次の段階は、そう、ごらんのように複線化がはかられることになりました。といってもこれは無意識的、自然発生的な「進化」と呼ぶべきものなのだと思うのです。

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