競べ馬・上賀茂神社
端午の節句の5月5日は、毎年上賀茂神社で競べ馬の義が催されます。
この歴史は非常に古く、吉田兼好の「徒然草」にも登場します。
赤と黒の組の二頭が、境内の馬場を走り抜けます。
その迫力はかなりのもの。
勝利した乗り手は、白い布を高々と振り回します。
これはすべて、所作にのっとって行われています。
審判たちと、試合を終えてリラックスをする乗り手たち。
私は三年ぶりに競べ馬を見物に行ったのですが、
見物席が有料になってしまっていたのにびっくりしました。
また馬場の脇にあり、この時期に紫色の花をたくさんつける
「見返りの桐」の巨木が無惨に立ち枯れてしまっていた
にも驚きました。