祇園祭・宵山
祇園祭は何と言っても、京都の祭りの第一でしょう。しかし7月17日の山鉾巡行はよく知られていますが、7月中一月にわたってさまざまな行事が行われることは、あまり知られていません。
宵山は、7月16日に鉾や山の飾りや屏風などを、各鉾町などの町家に飾りつけて、それを披露する祭りのことで、一名屏風祭りとも言われます。16日が宵山で、15日が宵々山と呼ばれたりします。この宵山は関西の若者にとっては、絶好のデートチャンスになっています。
普段は車であふれる四条通りも、宵山は歩行者天国になり人々で埋まります。
鉾は見上げるばかり。
橋弁慶山では、浴衣姿のジャズトリオが、軽快な演奏を披露して、
TVクルーが取材していました。
屏風祭り。鉾町ではこのように家宝の屏風や骨董などを道行く人々に披露します。
その奥では、家の人々が祭りの会食をしているのが、格子越しにうかがえます。
祇園祭で私が一番好きなシーンは、このような子供たちが、
わらべ歌を歌って、厄よけの粽や団扇などを売る姿です。
役行者山にて。
太子山は、聖徳太子を祭った山。山鉾町の南西の
外れにあり、素朴な雰囲気と情緒が残っていて、私が
一番好きなもの。
鉾や山は、クギを一本も使わないで、このように綱だけでみごとに
組み立ててあります。
祭り飾りの町家に、さりげなくVolvoのクラッシックカーが
置いてあるのは、いかにも京都という感じがします。
黒主山の扇。
《注》ここに使用した壁紙は、芦刈山の胴掛けの絨毯の画像から作りました。