竹伐り会・鞍馬

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毎年6月20日には、洛北・鞍馬山の鞍馬寺で「竹伐り会(え)」の行事が行われます。

 鞍馬寺は鞍馬山の中腹にあり、そこまでは平安時代から「鞍馬のつづらおれ」として有名な坂道を息を切らしながら登ります。途中の由岐神社は火祭りで有名ですが、こんなおみくじベンダーも!このほかこの登山道には牛若丸が飲んだ水場だとか、背競べの岩だとか、義経にちなんだスポットも多いのです。

竹伐り会では、こんなかわいい子供も参加します。おちょぼ口に紅を引いています。

 これはまた、弁慶と牛若を思い起こさせる二人。牛若風の女性は、後に本堂前で舞を舞うことになるのです。その緊張からか物思いにふけっています。

 いよいよ、今日の主役の登場。大蛇に見立てた太い青竹を、東の「丹波座」と西の「近江座」のどちらが早く伐ることができるかで、豊年を占うという趣向です。

大刀をもつ僧兵の凛々しい姿。

大蛇を一刀両断に断ち切ります。さすが迫力があります。

 伐られた大竹のみごとな切り口をごらんください。ちなみに今年は、去年に続き近江座の勝ちで、滋賀県が豊作になるようです。

尚、同じ鞍馬で毎年秋(10月22日)に行われる「鞍馬の火祭り」のページへはこちらからどうぞ。

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