御手洗祭り・足つけ神事

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今年の土用の丑の日は、7月25日でした。この日とその前夜に、下鴨神社では御手洗(みたらし)祭りの足つけ神事という行事が行われます。これは、境内を流れる御手洗川に入って、一年の健康を祈るというものです。私も家族と一緒に行ってきました。

今年は、例年にない人出で、参拝するにも並ばなければならないほどでした。

御手洗川は、ふだんはほとんど水は流れていないのですが、この日は井戸からのわき水を入れるのでしょうか、冷たい清冽な水にひざ下くらいまで浸ると、気持ちが引き締まります。

川の途中にお灯明を点けるところがあり、そこでろうそくを灯し、社の前まで冷たい水の中を歩きます。その心地よいこと!

ろうそくの明かりの並んだ明かりは、何と幻想的なのでしょう。この灯明台のすぐそばから、大山椒魚が出てきて、ちょっとした騒ぎになりました。

お祈りを済ませて、水から上がるとご神水をいただきます。最近はパック入りもあるみたいです。

子どもたちもこの行事は大好きなのですが、その理由は気持ちよい水に入るからだけでなく、糺の森の参道にいっぱいの屋台がでるからなのです。
 その屋台の中で、社殿に一番近いところに、「みたらしだんご」の店がでています。何をかくそうこの御手洗祭りは、「みたらしだんご」の発祥地なのです!ただ、京都のみたらしだんごは甘いたれがかかっているもので、私が育った東海地方の砂糖醤油の味とはずいぶん違うもので、私自身の好みではないのですが。

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 また、このホームページの出発点になった「矢取りの神事」も実は、御手洗祭りの行事の一環なのです。ということは、このホームページも早いもので、そろそろ一年になろうとしているのです。何か感慨深いものがあります。

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