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(なお、グーグルなどの検索エンジンからお越しの方は、このページでは、私の大好きな古典「今昔物語」の話を、私の恣意で選び、私なりの現代訳によりみなさんにご紹介したいと思います。話の選択にあたっては、「教科書にでない」ようなもの、その中で私自身の感性から、人間的に面白いものを基準にして選ぶことにしました。その目安として、「教科書に出ない度」というものを★の数で表示することにしました。★が三つが最高とすることにします。ただし★が多いほど過激な要素を含む傾向はありますが、面白さとは直接に関係しませんので、ご了承ください。 なお、表題は「私の今昔物語」としましたが、ここでは「宇治拾遺物語」も含めることにします。またこのページを作るにいたったことは下の口上を見てくださると幸いです。
口上
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阿弥陀の聖(ひじり)、人を殺してその家に宿り殺されること(巻29.9)(★★)
聖職者の犯罪と、その奇跡的な顛末という重いテーマの話しです。僧登照、朱雀門が倒れるのを言い当てた話し(巻24.21)(★★)
朱雀門が突然倒れるのを予言する不思議。大峰を通る僧、酒仙郷に行ったこと(巻31.13)(★)
大峰山のどこかにあった酒仙郷の話しです。荘子、動物の振る舞いを見て、走り逃げたこと(巻10.13)(★)
中国の古典『荘子』からのエピソードが二つです。哲学的な考察。産女、山科に行き鬼に会って逃げる話(巻27.15)(★★)
平安時代の出産がいかに危険なものであったか。女の究極の選択。源頼信の息子頼義、馬盗人を射殺す話し(巻25・12)
貴族社会が没落して、擡頭する武士の不思議な行動です。卑しからぬ身分の男、妻をすてた後、復縁する話し(巻30・11)(★)
元カノに贈り物が誤って届けられた顛末。破綻につながる一言とは?達智門の捨て子の話し(巻19・44)(★★)
大内裏の達智門に捨てられた赤ん坊の運命は?夫に死なれた女(巻30・13) (★)
夫に死なれた後、親に再婚を迫られた女がとった思わぬ行動とは?染殿の后、鬼のために乱れる話し(巻20・7)(★★★)
驚天動地のスキャンダル!!今昔物語随一の奇譚です。incredible!清水の南の辺りに棲む乞食(こつじき)、女を使い人を騙し殺す話し(巻29・28)
清水詣でに仕掛けられた、危険な甘い罠!(★★★)三善清行の宰相、引越しで妖怪に会う(巻27・31)(★)
ビビッドで強烈な妖怪のイメージが躍動!
鳥部寺参詣の女、強盗に襲われる(巻29・22)(★★) 女、乞食に捕らえられ、子を捨てて逃げること(巻29・29)(★★★)
女の究極の選択です。博士・明衡、危機一髪の話し(宇治拾遺物語・29)(★★) 賀茂の祭りの日、大路に札をたてて見物した翁の話し(巻31・6)(★) 錦小路の由来の物語(宇治拾遺物語・19)(★★)
少々エゲツナイお話しです。今、錦市場となっている通りの由来は?小藤太、婿におどされること(宇治拾遺物語・14)(★★★)
・婿と舅との関係とは?
『方丈記』より 12世紀の京都を襲った天災と人災を、同時代に生きた長明がルポをする! 東人、川原の院に泊まって妻を取られる話(巻27.17)
・川原の院の怪異伝説です。この場所は、渉成園として今でも残っています。(★)平安のドンファン、恋に死す(巻30.1)
・平安時代随一のプレーボーイ、平中の恋の顛末。芥川の「好色」の原話です。(★★)阿蘇の史(さかん)、知略で盗賊から免れる話(巻28.16)
・機転の効く役人の愉快な、盗賊撃退法。(★)美濃の国、因幡河(長良川)の洪水で人が流された話(巻26.3)
・私の故郷、長良川にまつわる冒険譚です。(★)旅の男の蕪の使用法とその顛末(巻26.02)(★★★)
・旅の男の行動とその後日談。この物語りの中でも、とびきりの奇譚。貴族の娘、近江の郡司の下女となる話(巻30.4)(★)
・堀辰雄の小説「曠野」の原話。しみじみとした味わいのある話しです。子の日(ねのひ)の宴の出来事(巻28.03)(★)
・天皇の子の日の野遊びに呼ばれもしないのに押しかけた歌詠みの話しです。妻と丹波の国に行く男、大江山で縛られる話(巻29.23)(★★)
・「今昔物語」屈指の有名な物語り。芥川の「薮の中」、黒沢の「羅生門」の原話です。馬にされた僧の話(巻31.14)(★)
・僧が妖術によって馬に姿を変えられるファンタジー(奇譚)です。尾張の守某、鳥辺野に人を出す話(巻31.30)(★)
・平安時代の老いと死について考えさせます。袴垂(はかまだれ)、関山で人を殺す話(今昔、巻29.19)(★)
・当時有名な盗賊の話しです。中納言師時、法師の玉茎検知の事(宇治拾遺物語・巻1.6)(★★★)
・これ以上ないほどの「をこ話し」です。つきぬけたばかばかしさ!近衛の舎人、放屁する話(巻28.10)(★★)
・人間の生理現象と人の反応は、古今を通じて変わらないものです。破戒僧綺談(巻31.03)(★★)
・出世を捨て、愛に生きた僧の話平安流ダイエットの話(巻28.23)(★)
・平安時代のダイエット事情姫さま、強盗殺人事件(巻28.08)(★★)
・平安時代に現実に起こった強盗殺人事件の顛末記稲荷詣で顛末(巻28.01)(★)
・吉本新喜劇でも通用する一場の笑劇人に知られぬ女盗賊の話(巻29.3)(★★)
・大人の愛の危険な匂い。百鬼夜行と透明人間(巻16.32)(★)
・平安時代に世界最初(?)の透明人間出現!食べ物二題(巻31.31と32)(★★★)
《注意》この話は、食前・食後に読まれないことをお勧めします。鈴鹿の山中、見知らぬ堂で一夜を明かす話(巻27.44)(★)
・若さのエネルギーが横溢する物語り僧、子を棄て母を助ける話(巻19.27)(★)
・究極の選択を迫られた僧は・・・。後日談つきです。女、医者の家に行き、腫れ物を治す話(巻24.8)(★★★)
・名医も美女には弱い
丹波守(かみ)平貞盛、児干(じかん)を取りし語(巻29.25)(★★★)
・平安の昔の特効薬は・・・三河の守大江定基が出家した話(巻19.2)(★)